景気減速や競争激化の影響で中国での免税品販売が主力のトラベルリテール事業が低迷。米国事業も不振で本業の儲けを示す営業利益が73%減となり、一過性の引当金128億円を計上したことで最終赤字に転落した。
10日に今2025年3月期の第3四半期累計(24年4月~12月)連結決算(IFRS)を発表しており、これが好調な内容だったことを評価した買いが寄り付き段階から増加した。 同決算は売上高4兆8114億6300万円(前年同期比6.6%増)、純利益4366億1000万円(同7.4%増)だった。スマホ決済を手がける子会社「ペイペイ」の収益が伸びて全体をけん引。主力のモバイル事業も堅調に推移した。